在宅医療
HOT(在宅酸素療法)
在宅酸素療法とは、在宅で酸素吸入をする治療法です。病状が安定していても、血液中の酸素が低いために長期入院を余儀なくされている患者さんに対してこの治療法を行なうと、患者さんやその家族の生活的負担を低減し、QOLの改善が期待できます。
在宅酸素療法の適用となる病気は、肺気腫、間質性肺炎、肺線維症、肺結核後遺症など、呼吸器疾患が大半を占めますが、そのほか心疾患、神経疾患、がんなど、さまざまな疾患も対象となります。
人工呼吸療法
呼吸の状態を様々な形でサポートする様々な動作モードや作動原理を持った呼吸器があります。在宅人工呼吸に使用する小型で医療従事者以外でも操作できるもの、マスクを使用し気管挿管の必要ないもの(非侵襲的人工呼吸)などがあります。
CPAP療法
CPAP療法とは、鼻マスクから気道に加圧した空気を送り込み、気道の閉塞を防いで睡眠時の無呼吸をなくす治療法です。
患者さんごとに必要な圧力は異なるため、睡眠検査(ポリソムノグラフィー検査を行いながら、いびきと無呼吸を限りなく少なくするために必要な圧力を決定します。治療効果には個人差があります。
一般的には治療を開始したその日から、熟睡感が得られたり、日中の眠気が軽減したりと治療効果を実感していただけます。
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